千年豊穣の観もの

千年豊穣の観もの

「信越自然郷艶花の響宴」。
素朴な花々が一斉に咲き誇る、信越の春。
素朴で可憐な春の魅力に誘われて出かけませんか?

日本の春を告げる「いいやま菜の花まつり」

唱歌『おぼろ月夜』で「菜の花畠に入り日薄れ」と歌われた飯山市の菜の花公園。13haに約800万本の黄色い菜の花が咲き誇り、残雪の山々と悠々と流れる千曲川を背景にした風景は、北信濃を代表する風景として写真家にも人気のスポットとなっています。花の見頃は4月下旬から5月中旬まで。5月3日~5日の3連休に開催される「いいやま菜の花まつり」では、「朧月夜音楽祭」や「野点(のだて)」などのイベントも行われ、毎年多くの人で賑わいます。

いいやま菜の花まつり
  • いいやま菜の花まつり
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色彩が踊るバラ花の圧巻「なかのバラまつり」

850種、2500株の世界中のバラが植えられ、「バラ公園」とも呼ばれる中野市の一本木公園。イングリッシュガーデンやバラタワーなど色とりどりの花々が、訪れた人の目を楽しませます。5月下旬から6月中旬までのバラの季節に開催される「なかのバラまつり」には、県内外から多くの観光客が訪れ、周辺地域ではバラ苗木の販売、講習会、コンサートなどのイベントも開催。10月中旬にも「秋のバラまつり」が開かれています。

なかのバラまつり
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日本の風流が一面に「丹霞郷」

長野市との境界付近に広がる飯綱町の広大な桃畑。10haの広さに1500本もの桃の木が花を咲かせ、洋画家・岡田三郎助が「まるで丹い霞(あかいかすみ)がたなびくようだ」と称したことから「丹霞郷」と名付けられました。花の見頃は4月下旬から5月上旬。5月の連休には花まつりが開催されます。背景にそびえる北信五岳の残雪とピンクに咲き誇る桃の花のコントラストが見る人の目を奪い、観光地化されていない静かな空気のなかで美しい景色を楽しむことができます。

古代ハスを蘇らせた「稲泉寺の大賀ハス」

大賀ハスとは2000年前の古代遺跡で発掘されたハスの実から発芽・開花した桃紅色の美しい品種。ハス田の泥水を俗世にたとえ、そこから咲く清らかな花を仏様に見立てたという由来のある花です。木島平村・稲泉寺を取り囲む池には10万株が植えられ、幻想的な雰囲気を演出。見ごろとなる7月中旬の週末には「ハス祭り」が開かれ、そばや季節の地元野菜の天ぷらなどを味わうことができます。

大賀ハス

古来日本の食の恵み
「須賀川そば法印さんとそばの花まつり」

山ノ内町須賀川地区は、冷涼な気候と志賀高原からの清流により高品質のそばが育つ古来そばの産地。山ごぼうの葉の繊維をつなぎに使った珍しい「須賀川そば」は、歯ごたえとのどごしのよさから人気を博しています。山あいに白いそばの花が咲く9月には花祭りを開催。須賀川そばや、食の重要無形文化財に指定されている「はやそば」が販売されるほか、法力を持った僧侶「法印さん」があちこちの家で食べたそばを気に入り、御礼に法力で病を治したとの民話紙芝居も上演されます。

各地に広がる水芭蕉の群生地(むれ、妙高、竜王など)

4月中旬から5月に見頃を迎える水芭蕉。飯綱町の「むれ水芭蕉園」では、1周徒歩30~40分ほどの遊歩道を41万株の水芭蕉と黄色の可憐なリュウキンカが埋め尽くします。5月上旬には見事なニリンソウの群落も。妙高高原には、周囲に水芭蕉が群生する「いもり池」があり、背後にそびえる妙高山が水面に映って絶景を生み出します。志賀高原竜王山ではロープウェイで山頂まで登り、澄んだ雪解け水から顔を出す妖精のような水芭蕉の姿を楽しむことができます。

むれ水芭蕉園

高山で力強く生き抜く植物
「上信越高原国立公園(志賀・妙高)」

長野・群馬・新潟の3県にまたがり、大阪府ほどの広さをもつ広大な国立公園。中心部を占める志賀高原は標高1000m以上の高地に位置するため、5月から9月中旬まで多くの高山植物が楽しめます。ワタスゲやレンゲツツジ、ニッコウキスゲはグリーンシーズンを代表する花々。東館山山頂の東館山高山植物園では自生する500種類の高山植物を愛でることができます。高層湿原が広がる妙高高原では、ハクザンコザクラやキンポウゲなどが咲き揃います。

  • 天狗の庭のコバイケイソウと火打山
  • 紅葉の黒沢ヒュッテ

自然郷の秋を彩るコスモス「黒姫」

黒姫山麓のスキーゲレンデを利用した「黒姫高原コスモス園」。日本のコスモス園の草分けで、約50品種100万本と全国屈指の規模を誇ります。コスモスは秋の花ですが、ここには7月に咲く品種や青い花を咲かせる品種、チョコレートの色と香りのものなど多彩な種類があり、生育に適した高冷地のため、花色が鮮やかで開花期間が長いのが特徴。また、1本1本のコスモスは手植えされています。片道8分のパノラマリフトに乗れば、眼下に広がる可憐で彩り豊かな景色を楽しめます。

黒姫高原コスモス園

豪雪地の雪解けを告げる「カタクリ街道」

雪深い栄村の春は、早春の花として有名なカタクリで幕を開けます。雪が解け始める4月下旬になると、国道117号線から北野天満宮へ続く「カタクリ街道」の日当たりのよい場所では、群生地となって一斉に薄紫色の可憐な花が咲き渡ります。通常は1週間ほどで花の見頃が終わってしまうので、「春の儚いもの」「春の短い命」というような意味で「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」とも呼ばれるカタクリ。古くは球根からとれるデンプンが片栗粉の原料となっていました。

カタクリ街道

観音仏が見守る「つつじ祭り」

野沢温泉街の北に位置する、全山をつつじに覆われた「つつじ山公園」。約1.5haに咲き誇る5000株のレンゲツツジ、ヤマツツジなどの姿を楽しみながら、山頂まで散策することができます。小道の傍らに並ぶ石仏を辿りながらの30分ほどのコースは、勾配も緩やか。親子連れでも楽しめます。6月上旬に開催される「野沢温泉百番観音つつじ祭り」では、外湯・真湯前で野沢温泉道祖神太鼓の演奏や足湯体験、特産品などが販売されます。

つつじ山公園

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